“じしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
地所50.0%
辞書15.0%
自署15.0%
字書10.0%
事緒5.0%
侍書5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近所きんじょ人々ひとびとは、とりのためにはたけや、にわらされるのをおもいましたけれど、いえや、地所じしょ金持かねもちの所有しょゆうであるために、なにもいわずにしのんでいました。
金持ちと鶏 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あには、無事ぶじかえれたなら、また勉強べんきょうをはじめるつもりだったのでしょう。英語えいご辞書じしょも、いっしょにわたしました。
たましいは生きている (新字新仮名) / 小川未明(著)
其は翁が八十のいわいに出来た関牧場の画模様えもよう服紗ふくさと、命の洗濯、旅行日記、目ざまし草に一々うたおよび俳句はいく自署じしょしたものであった。両家族の者残らずにてゝ、各別かくべつに名前を書いてあった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
五年後には字書じしょに現れなかったことが、こんにち日々の新聞に見ることを考えれば、今後五年にはいかなる新熟字しんじゅくじ、新思想が世に行わるるかは想像そうぞう出来ぬ。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
事緒じしょ紛紜ふんぬん物論ぶつろん喋々ちょうちょう、また文事をかえりみるにいとまあらず。ああ、これ、革命の世にのがるべからざるの事変なるべきのみ。
中元祝酒の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「私は紫府しふ侍書じしょでしたが、貴郎とこういうことになったために、その罪で黄岡こうこうの劉修撰の家の児に生れかわることになりました」
荷花公主 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)