“しらこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白子66.7%
白䱊11.1%
白粉11.1%
雄精11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、たい白子しらこ粟子あわこよりも遥かにうまし。しかも世人この味を解せざるために白子は価廉に粟子は貴し。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
うむを見て男魚をなおのれ白䱊しらこ弾着ひりつけすぐ女魚めな男魚をなほりのけたる沙石しやせきを左右より尾鰭をひれにてすくひかけてうづむ。一つぶながさるゝ事をせず。
牧之ぼくしつねにおもへらく、寒気の頃とれたるはらゝご男魚をな白䱊しらことをまじへ、さける川の沙石しやせきつゝみ、かめやうのものにうつし入れ、鮏なきくにの海につうずる山川の清流せいりう
作るには大豆だいず玄米げんまいって粉にした物へぬかまじえて白粉しらこを製し
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
まあだ乳離れしたバッカリの私の口へ、雄精しらこなぞを箸で挟んで入れてくれますので母親がビックリして
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)