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しろこ
ふりがな文庫
“しろこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
白子
77.8%
白粉
22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白子
(逆引き)
今年十八で、眉の可愛い、眼の細い下女のお菊は、
白子
(
しろこ
)
屋の奥へ呼ばれた。
主人
(
あるじ
)
の庄三郎は
不在
(
るす
)
で、そこには女房のお常と下女のお久とが坐っていた。
黄八丈の小袖
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
通称は
三右衛門
(
さんえもん
)
である。六
世
(
せい
)
の祖
重光
(
ちょうこう
)
が伊勢国
白子
(
しろこ
)
から江戸に出て、神田佐久間町に
質店
(
しちみせ
)
を開き、屋号を
三河屋
(
みかわや
)
といった。当時の店は弁慶橋であった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
しろこ(白子)の例文をもっと
(7作品)
見る
白粉
(逆引き)
雪よりも白い
領
(
えり
)
の美くしさ。ぽうッとしかも
白粉
(
しろこ
)
を吹いたような
耳朶
(
みみたぶ
)
の愛らしさ。匂うがごとき
揉上
(
もみあ
)
げは
充血
(
あか
)
くなッた頬に乱れかかッている。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
何か手早に
竈
(
かまど
)
に火を入れる、おれの近くへ
石臼
(
いしうす
)
を持出し話しながら、
白粉
(
しろこ
)
を
挽
(
ひ
)
き始める、手軽気軽で、億劫な風など毛程も見せない、おれも訳なしに話に釣り込まれた。
姪子
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
しろこ(白粉)の例文をもっと
(2作品)
見る
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