“しやしつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
車室83.3%
射出16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
車が動き出して二分にふんも立つたらうと思ふ頃例の女はすうと立つて三四郎の横を通り越して車室しやしつそとへ出て行つた。此時女の帯の色が始めて三四郎の眼に這入はいつた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
車室しやしつうちはさのみ不潔ふけつ人間計にんげんばかりではなかつたが、ミハイル、アウエリヤヌヰチはすぐ人々ひと/″\懇意こんいになつてたれにでもはなし仕掛しかけ、腰掛こしかけから腰掛こしかけまはあるいて、大聲おほごゑで、這麼不都合こんなふつがふきはま汽車きしやいとか
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
明鏡めいきやううつ海上海底かいじやうかいてい光景くわうけいながめつゝ、白晝はくちうならばたん水雷方位盤ダイレクターうごかすのみ、夜戰やせんならば發火電鑰はつくわでんやく一牽いつけんして、白色はくしよく緑色りよくしよく強熱電光きようねつでんくわう射出しやしつし、照星照尺せうせいせうしやくさだめて、旋廻輪せんくわいりん一轉いつてんすると