“しやしゆつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
射出50.0%
写出50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本船(ほんせん)より射出(しやしゆつ)する船燈(せんとう)の光(ひかり)でチラと認(みと)めたのは其(その)船尾(せんび)に記(しる)されてあつた「海蛇丸(かいだまる)」の三字(じ)、「海蛇丸(かいだまる)」とはたしかにかの船(ふね)の名稱(めいしやう)である。
然(しか)るに此時(このとき)まで、海蛇丸(かいだまる)は別(べつ)に害意(がいゐ)ありとも見(み)えず、たゞ其(その)甲板(かんぱん)からは絶(た)えず探海電燈(サーチライト)の閃光(ひかり)を射出(しやしゆつ)して、或(あるひ)は天空(てんくう)を照(てら)し、或(あるひ)は其(その)光(ひかり)を此方(こなた)に向(む)け、又(また)は海上(かいじやう)の地理(ちり)形况等(けいけうとう)を探(さぐ)るにやあらん
緑雨(りよくう)は巧に現社界の魔毒を写出(しやしゆつ)せり。世々良伯(せゝらはく)は少しく不自然の傾きを示すと雖(いへども)、今日の社界を距(さ)る事甚だ遠しとは言ふ可らず。