“クーペ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
二人乗自動車33.3%
箱型の自動車33.3%
車室33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、その襞襀ひだの中腹にこの道路みちの延長があるのか、一台の華奢なクリーム色の二人乗自動車クーペが、一足先を矢のようにつッ走って、見る見る急角度にやみの中へ折曲ってしまった。
白妖 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
そのむこう側に着けてあった小さな二人乗箱型の自動車クーペの扉をあけてそれへ乗った。
或る母の話 (新字新仮名) / 渡辺温(著)
どんなあい客が、いつどこからのって来るか予想されない車室クーペのなかに、さし向いでとじこめられる一等車をさけて、伸子の乗ったのは、日本の汽車のような体裁の二等車だった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)