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しきなみ
ふりがな文庫
“しきなみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
敷波
50.0%
敷浪
30.0%
重波
10.0%
重浪
10.0%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敷波
(逆引き)
眉
(
まゆ
)
白
(
しろ
)
き
船頭
(
せんどう
)
の
漕
(
こ
)
ぐにまかせ、
蒔繪
(
まきゑ
)
の
調度
(
てうど
)
に、
待乳山
(
まつちやま
)
の
影
(
かげ
)
を
籠
(
こ
)
めて、
三日月
(
みかづき
)
を
載
(
の
)
せたる
風情
(
ふぜい
)
、
敷波
(
しきなみ
)
の
花
(
はな
)
の
色
(
いろ
)
、
龍
(
たつ
)
の
都
(
みやこ
)
に
行
(
ゆ
)
く
如
(
ごと
)
し。
人
(
ひと
)
も
酒
(
さけ
)
も
狂
(
くる
)
へる
折
(
をり
)
から、ふと
打
(
う
)
ちすましたる
鼓
(
つゞみ
)
ぞ
冴
(
さ
)
ゆる。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
しきなみ(敷波)の例文をもっと
(5作品)
見る
敷浪
(逆引き)
少彦名命
(
すくなひこなのみこと
)
が
熊野
(
くまの
)
の
御碕
(
みさき
)
から、
彼方
(
かなた
)
へ御渡りなされたというのもなつかしいが、伊勢を
常世
(
とこよ
)
の
浪
(
なみ
)
の
敷浪
(
しきなみ
)
寄
(
よ
)
する国として、御選びになったという古伝などはとくに
殊勝
(
しゅしょう
)
だと思う。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
しきなみ(敷浪)の例文をもっと
(3作品)
見る
重波
(逆引き)
伊勢が
常世
(
とこよ
)
の波の
重波
(
しきなみ
)
寄する国であったことは、すでに最古の記録にも掲げられているが、それを実証し得た幾つかの事実のなかに、椰子の実もまた一つとして
算
(
かぞ
)
えられたことを
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
しきなみ(重波)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
重浪
(逆引き)
これは今日の
志州
(
ししゅう
)
磯部
(
いそべ
)
、
伊雑神宮
(
いぞうじんぐう
)
の地であって、いわゆる
常世
(
とこよ
)
の
浪
(
なみ
)
の
重浪
(
しきなみ
)
寄
(
よ
)
する
渚
(
なぎさ
)
でもあった。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
しきなみ(重浪)の例文をもっと
(1作品)
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“しきなみ”の意味
《名詞:頻並み》
しきなみ【頻並み】
あとからあとへ立て続けに絶え間なく続くさま
《名詞:海洋》
しきなみ【頻波、重波、敷波、式波】
次から次へ寄せてくる波
(出典:Wiktionary)