“さしゆる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
差許50.0%
差赦33.3%
差免16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
分與わけあたへし所數月すげつ無實むじつの罪にて入らう致し居し段不便ふびん思召おぼしめされ且つ至孝の者に付苗字めうじ帶刀たいたう差許さしゆるす樣領主へ仰付らる之によつて村役の儀は前々之通り心得べし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ゆるしなされ又お梅殿傳吉殿那程あれほどさばけて申さるゝ故嫁御に致されしかるべしと皆々取なせば憑司は一同へ打向うちむか此度このたびの一條は何と申樣もなきせがれ不埓ふらち我は何樣御扱かひありとて勘辨かんべんなすべき譯ならねど村中の口添くちぞへに餘り愛相なき事故にまげ差赦さしゆるせしにより人々は大によろこび傳吉に昌次郎お梅を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
追返おひかへし不實のうへとがなき者を盜賊人殺と麁忽そこつうつたへをなすことはなはだ以て不屆ふとゞきなり屹度きつと曲事きよくじに申付べき所なれども娘菊が孝貞かうていに免じ汝が越度をちど差免さしゆるすなり落着らくぢやくの後は娘菊を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御免下されなば御吟味すぢも早く御分りに相成申べしと申たてけるに大岡殿其儀は何成なになりくるしからず差免さしゆるすとありしかば無量庵はすこし白洲の方に向ひコレ九郎兵衞定めて愚僧ぐそう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)