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差赦
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さしゆる
ふりがな文庫
“
差赦
(
さしゆる
)” の例文
徳川家康に悪まれた水野三右衛門の如きも其一例だ。当時自己の臣下で自分に背いた
不埒
(
ふらち
)
な奴に対して、何々という奴は当家に於て
差赦
(
さしゆる
)
し難き者でござると言明すると、
何
(
ど
)
の家でも其者を召抱えない。
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
御
免
(
ゆる
)
しなされ又お梅殿傳吉殿
那程
(
あれほど
)
捌
(
さば
)
けて申さるゝ故嫁御に致されしかるべしと皆々取なせば憑司は一同へ
打向
(
うちむか
)
ひ
此度
(
このたび
)
の一條は何と申樣もなき
悴
(
せがれ
)
の
不埓
(
ふらち
)
我は何樣御扱かひ
有
(
あり
)
迚
(
とて
)
も
勘辨
(
かんべん
)
なすべき譯ならねど村中の
口添
(
くちぞへ
)
に餘り愛相なき事故に
曲
(
まげ
)
て
差赦
(
さしゆる
)
せしにより人々は大に
悦
(
よろこ
)
び傳吉に昌次郎お梅を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
赦
常用漢字
中学
部首:⾚
11画
“差”で始まる語句
差支
差
差覗
差向
差出
差俯向
差別
差当
差配
差置