“さしゆるす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
差免50.0%
差許50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
問糺とひたゞされしに委細申立たる故勘太郎がなせわざと知れ拷問嚴敷詮議あれども何分白状なさず因てなほまた大岡殿白洲へ呼出され其方は一通りならぬ惡黨あくたうなれ共斯程かほどせめあふて白状致さぬは又大丈夫なりさりながら汝が妻の詞に百兩の金かみつゝみ奉納ほうなふかき水引にてむすび有しと申立て有る上は白状せずとも差免さしゆるすと云ふ事なし日々苦痛するは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
但、御用繁多の折柄につき、広周一存を以て諸国手形相添え差許さしゆるす者也ものなり。尚本懐の上は父三郎兵衛の名跡みょうぜき相違なかるべき事、広周可含置ふくみおくべき者也ものなり
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)