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差免
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さしゆるす
ふりがな文庫
“
差免
(
さしゆるす
)” の例文
問糺
(
とひたゞ
)
されしに委細申立たる故勘太郎が
爲
(
なせ
)
し
業
(
わざ
)
と知れ拷問嚴敷詮議あれども何分白状なさず因て
猶
(
なほ
)
又
(
また
)
大岡殿白洲へ呼出され其方は一通りならぬ
惡黨
(
あくたう
)
なれ共
斯程
(
かほど
)
の
責
(
せめ
)
に
合
(
あふ
)
て白状致さぬは又大丈夫なり
然
(
さり
)
ながら汝が妻の詞に百兩の金
紙
(
かみ
)
に
包
(
つゝみ
)
奉納
(
ほうなふ
)
と
書
(
かき
)
水引にて
結
(
むす
)
び有しと申立て有る上は白状せずとも
差免
(
さしゆるす
)
と云ふ事なし日々苦痛するは
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
免
常用漢字
中学
部首:⼉
8画
“差”で始まる語句
差支
差
差覗
差向
差出
差俯向
差別
差当
差配
差置