“こゝろさび”の漢字の書き方と例文
語句割合
心淋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年せうねんまぶたをこすりつゝ、悄然しようぜんていなか見廻みまわした。たれでも左樣さうだが非常ひじやう變動へんどうあと暫時しばしゆめちて、ふたゝめざめたときほど心淋こゝろさびしいものはないのである。
れはすこしもこゝろまらねども美登利みどり素振そぶりのくりかへされて正太しようたれいうたず、大路おほぢ往來ゆきゝおびたゞしきさへ心淋こゝろさびしければにぎやかなりともおもはれず、ともしごろよりふでやがみせころがりて
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)