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こゝろがは
申して見んかならずお心に
掛給ふな
實に七人の子はなすとも女に
心許すなとの
譬へもありておまへ樣のお留主に女房さんの
心變りし事もあらんか能々家内に心を
「あれこそなさけのひとつ
星、空には、めうとも、こひびとも、
心變りのないものか。」涙ながらに、
金星を仰いで見れば、
寶石の光のやうにきらめくが、憎らしいぞや、雲めが隱す
過し候へ
共一
向音信なく
因て母と
相談の
上世帶を仕舞江戸へ出でて利兵衞を
相尋ね先々の
話致しける處に何時か
心變り
致し
居以前の約束を
違て私し母子を寄付申さず母は其不實を
構ふ
事はない
呼出してお
遣り、
私しのなぞといつたら
野郎が
根から
心替りがして
顏を
見てさへ
逃げ
出すのだから
仕方がない、どうで
諦め
物で
別口へかゝるのだがお
前のは
夫れとは
違ふ