“こほりすべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
氷滑50.0%
氷辷50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この氷滑こほりすべりがゆきたのしみの一つで、とうさんもぢいやにつくつてもらつた鳶口とびぐち持出もちだしては近所きんじよ子供こどもと一しよゆきなかあそびました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
坂路さかみちおほとうさんのむらでは、氷滑こほりすべりの出來でき塲所ばしよさきにありました。むら子供こどもはみな鳶口とびぐちつてこゞつた坂路さかみちすべりました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
そのうへしろゆきでもふりかゝると氷滑こほりすべりの塲所ばしよともわからないことがあります。むら人達ひとたちとほりかゝつて、らずにすべつてころぶことなぞもありました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
書、篆刻てんこくうたひまひ、長唄、常盤津ときはず歌沢うたざは、狂言、テニス、氷辷こほりすべとう通ぜざるものなしと言ふに至つては、誰か唖然あぜんとして驚かざらんや。然れども鹿島さんの多芸なるは僕の尊敬するところにあらず。
田端人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)