“歌沢”のいろいろな読み方と例文
旧字:歌澤
読み方割合
うたざわ86.7%
うたざは13.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
開演時間になって、朝日の半井君と、いま一人歌沢うたざわの好きな老人、万朝の中内、石井両君、都の何とかいう人たちがドヤドヤと入ってきて席を取る。
美音会 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
彼女は羽左衛門と、三下さんさがり、また二上にあがりの、清元きよもと、もしくは新内しんない歌沢うたざわの情緒を味わう生活をもして来た。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
こうした過程を経まして、今日では、地唄じうた歌沢うたざわ端唄はうたと同じ様に、純然たる家庭音楽になっているのでございます。
とらと言って清元きよもとようの高弟にあたり、たぐいまれな美音の持ち主で、柳橋やなぎばし辺の芸者衆に歌沢うたざわを教えているという。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
歌沢うたざわの或るもののうちに味わわれる渋味も畢竟ひっきょう清元きよもとなどのうちに存する「いき」の様態化であろう。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
書、篆刻てんこくうたひまひ、長唄、常盤津ときはず歌沢うたざは、狂言、テニス、氷辷こほりすべとう通ぜざるものなしと言ふに至つては、誰か唖然あぜんとして驚かざらんや。
田端人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
歌沢うたざはの夏のあはれとなりぬべき
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
歌沢うたざはのこころいき……
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)