“げだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下段75.0%
下男12.5%
下壇12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前には中空を飛ぶ鳥のような姿勢であったが、今度は形を下段げだんに沈めて、槍を一尺ほどにつめて走るのが、さながら猛獣の進むが如き勢いであります。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
このぎにはふねくだらう、どうせいつぱいにはかへれまいから、ゆつくりしてかうと、下男げだんにさうつて、煙草たばこをくゆらしてゐると、いつぱいひとせて
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
早速さつそくくすり調合てうがふし、土地とち醫者いしや方劑はうざいさづけたが、玄竹げんちくは、塔頭たつちううめばうといふのへ案内あんないされて、精進料理しやうじんれうり饗應きやうおうけ、下男げだんとともに一ぱくして、翌朝よくてうかへることになつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
下壇げだん、下壇」と後をもう聞こうとしない。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)