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くわいい
傳ふる
處の
怪異の
書、
多くは
徳育のために、
訓戒のために、
寓意を
談じて、
勸懲の
資となすに
過ぎず。
蓋し
教のために、
彼の
鬼神を
煩らはすもの
也。
人意焉ぞ
鬼神の
好惡を
察し
得むや。
自然界の
現象を
見ると、
或るものは
非常に
美しく、
或るものは
非常に
恐ろしい。
或は
神祕的なものがあり、
或は
怪異なものがある。
之には
何か
其奧に
偉大な
力が
潜んで
居るに
相違ない。