“きつて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
切手75.0%
鑑符25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
越前守殿ははやくも見てられ何ぢや多兵衞云へぬか云へまい其寺は淺草阿部川町あべかはちやう了源寺れうげんじであらうコリヤ多兵衞先達て了源寺の所化しよけと爲り燒場やきば切手きつて持參ぢさんなし島の死骸しがいを千住の燒場光明院へ持込もちこみ棺桶くわんをけ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かれこの手紙てがみ切手きつてつて、ポストにれなければならない口實こうじつもとめて、早速さつそくやまくだつた。さうして父母ふぼ未生みしやう以前いぜんと、御米およねと、安井やすゐに、おびやかされながら、むらなかをうろついてかへつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
市日には遠近ゑんきんの村々より男女をいはず所持しよぢのちゞみに名所などころしるしたる紙簽かみふだをつけて市場に持より、そのしな買人かひてに見せて売買うりかひ直段ねだんさだまれば鑑符きつてをわたし、その日市はてゝかねふ。