“がらすご”の漢字の書き方と例文
語句割合
硝子越100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしまど硝子越がらすごしに海面かいめんながめると、星影ほしかげあわ波上はじやうには、一二そうさびうかんで小端艇せうたんていほかには、この大海原おほうなばらわたるともゆべき一艘いつそうふねもなかつた。
つつじが急流に燃ゆるような友染ゆうぜん長襦袢ながじゅばんのかかったのも、その女が向うへ飛んで、さかさにまた硝子越がらすごしに、扱帯しごきを解いた乱姿みだれすがたで、こちらを差覗さしのぞいているかと疑う。
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まど硝子越がらすごしに海上かいじやうながめると、電光艇でんくわうていほしひかりびて悠然いうぜん波上はじやううかんでる、あゝこのていもかく竣成しゆんせいした以上いじやうは、いまから一週間いつしゆうかんか、十以内いないには、萬端ばんたん凖備じゆんびをはつて