“うわき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浮気88.0%
上木4.0%
4.0%
浮氣4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浮気うわき男におなりになるのもやむをえないほどきれいに生まれておいでになる方が、まじめ顔をされてはかえってお価値ねうちも下がるだろうが
源氏物語:45 紅梅 (新字新仮名) / 紫式部(著)
これは木樵きこりではありません。あたりまえのお百姓が農閑を見はからって、自分の持山か、或いは人の持山から上木うわきを買取って、それをこなしているだけのものです。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「隣の九郎助というのは町内でも物持で、しもたや暮しをしているが、人の物などに眼をつける人間じゃありません。その娘のお菊というのが文次郎と変なうわきのある女で、これはちょいと踏めますよ」
となりより剃刀かみそりをかりてかほをこしらゆるこゝろ、そも/\れの浮氣うわきりて、襦袢じゆばんそでしう、半天はんてんゑり觀光くわんくわういとばかりになりしをさびしがるおもひ、らうつま美尾みをとても一つは世間せけん持上もちあげしなり
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)