“うちあか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
打明40.0%
内紅20.0%
打赤20.0%
打赧20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打明うちあかし十九ケ年の年月としつきを経ていもとお久に巡り合い身請をして此の庄三郎と夫婦にさせんと存じて約束致し候其の帰りみちなりかくなるは不孝の罪持合もちあわせたるかね五百両は其方様そなたさまに差し上げ候間是にて妹お久を
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
しべつつむ幾重花びら内紅うちあかき朝の牡丹はままくやは
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
なんゆゑともらねども正太しようたあきれてひすがりそでとゞめてはあやしがるに、美登利みどりかほのみ打赤うちあかめて、なんでもい、とこゑ理由わけあり。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いと更におもてつつまほしきこの場を、頭巾脱ぎたる彼の可羞はづかしさと切なさとは幾許いかばかりなりけん、打赧うちあかめたる顔はき所あらぬやうに、人堵ひとがきの内を急足いそぎあし辿たどりたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)