“うちあけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
打明80.0%
告白10.0%
打開10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打明うちあけて頼みなば假令たとへ日常ふだんかくきるに切れぬ親子の中豈夫よもや餘事よそごととは見過ごすまじ是も母への孝行なれば出來ぬ迄も一おう相談致すべしと心を決し母の機嫌を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
利益あがりはみなお前にやる。……だから、すっぱり告白うちあけてくれ。隠し立てさえしなけァいざこざはいわねえといってるんじゃねえか。……な、なんだ。妙な面をするな。……笑え。おい、笑って見せろ
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
麗子が二郎少年にあの秘密を打開うちあけていた時、茂みのうしろに海坊主の様な黒い人影が立聞きしていた。そしてその人影が湯本譲次であったとすれば、木島刑事の推察は益々適中して来る訳だ。
地獄風景 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)