“いはと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イハト
語句割合
石戸25.0%
岩殿25.0%
巌門25.0%
窟戸25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
豊国とよくにかがみやま石戸いはとこもりにけらしてどまさぬ 〔巻三・四一八〕 手持女王
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
石戸いはと手力たぢからもがも手弱たよわをみなにしあればすべらなく 〔巻三・四一九〕 同
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
たしかえきみとめたのは國府津こふづだつたのである。いつもは大船おほふななほして、かなたに逗子づし巖山いはやまに、湘南しやうなんうみなぎさにおはします、岩殿いはと觀世音くわんぜおんれいまゐらすならひであるのに。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
巌門いはと力もがも。たわやをみなにしあれば、すべの知らなく
歌の円寂する時 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
死人・け人の為には游離魂を身中にとり込めて、甦生する鎮魂タマフリの本縁なる天窟戸いはとの詞章、家屋の精霊なる火の来歴と其弱点とを指摘して、其災ひせぬ事を誓はせる火生みの詞章、——此等が