“あと/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
後々83.3%
跡々16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その四邊あたりの水、恰も鍋中の湯の滾沸こんふつせるが如くなり。ジエンナロはいづかたに避くるかと問へり。少年は後々あと/\といへり。われ。されば又全島を巡らんとするか。少年。風なき方の岩に沿うて漕がん。
これ忰手前なア何うかして助けたいが、実はとても助からぬ事と存じて居ろうが、後々あと/\の事には心を残さず往生致せ、縁有って手前の家内に成ってるお繼という此の娘は私が引取って剣術を仕込み
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
伏拜ふしをがむこそ道理なれ又長兵衞夫婦は川崎宿まで送らんと同道なしけるに後藤も其志操のあつきをかん何時迄いつまで名殘なごりつきねどもまた跡々あと/\
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かくされ給ふよし然樣さやうにては跡々あと/\仕樣しやうも御座なく母樣はゝさま御一人にておこまり成るゝは申迄もなく元はわらは姉妹はらから二人を斯樣に御育下おそだてくだされ候よりお物入ものいり多く夫ゆゑ御難儀にも相成し事なればかずならねども私しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
のべ村方感應院と申す山伏やまぶしが昨今病死びやうしし其弟子でしたう十四歳なる者五ヶ年間諸國修行しよこくしゆぎやうの願にて昨日出立につき村中よりせんべつつかはしたる金子は八兩貳あり此品々も跡々あと/\よりおくりものなり幼年にて多分たぶんの金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)