“あかは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤剥60.0%
赤禿20.0%
赭禿20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時々とき/″\こずゑから、(赤茶釜あかちやがま)とふのがる。はない、赤剥あかはげの、のつぺらぽう、三じやくばかりのながかほで、あへくちふもえぬくせに、何處どこかでゲラ/\と嘲笑あざわらふ……正體しやうたい小兒こどもほどあるおほきなふくろふ
月夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
人あって遠く望めば、かれらの踏みゆくところに従い、一塊の砂ほこり白く立ち昇って、並木の松のあいだ赤禿あかはげた峠の坂みちに、差しらす大刀のこじりが点閃てんせんとして陽に光っていたことであろう。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
広間の燈影ひかげは入口に立てる三人みたりの姿をあざやかに照せり。色白のちひさき内儀の口はかんの為に引歪ひきゆがみて、その夫の額際ひたひぎはより赭禿あかはげたる頭顱つむりなめらかに光れり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)