赤剥あかは)” の例文
向ふに小さな赤剥あかはげの丘がありました。狐はその下の円い穴にはひらうとしてくるっと一つまはりました。
土神と狐 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
時々とき/″\こずゑから、(赤茶釜あかちやがま)とふのがる。はない、赤剥あかはげの、のつぺらぽう、三じやくばかりのながかほで、あへくちふもえぬくせに、何處どこかでゲラ/\と嘲笑あざわらふ……正體しやうたい小兒こどもほどあるおほきなふくろふ
月夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
向うに小さな赤剥あかはげのおかがありました。狐はその下の円い穴にはいろうとしてくるっと一つまわりました。
土神ときつね (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)