“あかむ”の漢字の書き方と例文
語句割合
赤剥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茄子畑なすばたけがあると思えば、すぐ隣に豌豆えんどうの畑があった。西洋種のうりの膚が緑葉のうろこの間から赤剥あかむけになってのぞいていた。
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
善意の奨励しょうれいだ。赤剥あかむきに剥いて言えば、世間に善意の奨励ほどウソのものは無い。悪意の非難がウソなら、善意の奨励もウソである。真実は意の無いところに在る。
鵞鳥 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
看護卒はごわごわのタオルの両端を握ると、力いっぱいにしつけながら、勢いよくごしごしと頸筋をこすった。発泡膏がげ落ち、頸の上皮がすりきれて、赤剥あかむけのり傷があとに残った。