“赤禿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あかは50.0%
あかはげ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人あって遠く望めば、かれらの踏みゆくところに従い、一塊の砂ほこり白く立ち昇って、並木の松のあいだ赤禿あかはげた峠の坂みちに、差しらす大刀のこじりが点閃てんせんとして陽に光っていたことであろう。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
黄金色こがねいろに藻の花の咲く入江いりえを出ると、広々とした沼のおも、絶えて久しい赤禿あかはげの駒が岳が忽眼前におどり出た。東の肩からあるか無いかのけぶり立上のぼって居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)