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總
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すべ
ふりがな文庫
“
總
(
すべ
)” の例文
新字:
総
貝塚は如何にして
作
(
つく
)
られたるか。
總
(
すべ
)
てに通じて斯く斯くなりと
斷言
(
だんげん
)
する事は出來ざれど、主として物捨て塲なりと思へば
誤
(
あやま
)
り無し。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
女王樣
(
ぢよわうさま
)
は
事
(
こと
)
の
大小
(
だいせう
)
に
拘
(
かゝは
)
らず、
總
(
すべ
)
ての
困難
(
こんなん
)
を
解决
(
かいけつ
)
する
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
方法
(
はうはふ
)
を
御存
(
ごぞん
)
じでした。『
彼
(
か
)
れの
頭
(
あたま
)
を
刎
(
は
)
ねよ!』と
四邊
(
あたり
)
も
見
(
み
)
ずに
申
(
まを
)
されました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
演
(
のべ
)
長助お光の兩人は是で
此方
(
こなた
)
に
拔目
(
ぬけめ
)
はないと
小躍
(
こをどり
)
をして立戻り長助は
直
(
たゞ
)
ちに訴訟書をぞ
認
(
したゝ
)
めける
總
(
すべ
)
て公事は訴状面に
依
(
よつ
)
て
善惡
(
ぜんあく
)
邪正
(
じやしやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
形容詞
(
けいようし
)
=〔一〕Belonging to all parts of the world(
世界
(
せかい
)
總
(
すべ
)
ての
部分
(
ぶぶん
)
に
屬
(
ぞく
)
する)
桜と狆と愛国心:コスモポリタンの心理
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
で、これまでの俸給の
總
(
すべ
)
てを貯蓄してゐたらば、幾ら/\になつてゐたのにと、暗算をしながら、山を下つて學校へ行つた。
入江のほとり
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
▼ もっと見る
その重さこそ常々私が
尋
(
たづ
)
ねあぐんでゐたもので、疑ひもなくこの重さは
總
(
すべ
)
ての善いもの總ての美しいものを重量に換算して來た重さであるとか
檸檬
(旧字旧仮名)
/
梶井基次郎
(著)
別
(
べつ
)
に
苦
(
く
)
にもならず
總
(
すべ
)
てを
義母
(
おつかさん
)
にお
任
(
まかせ
)
して
茶
(
ちや
)
ばかり
飮
(
の
)
んで
内心
(
ないしん
)
一の
悔
(
くい
)
を
懷
(
いだ
)
きながら
老人夫婦
(
としよりふうふ
)
をそれとなく
觀察
(
くわんさつ
)
して
居
(
ゐ
)
た。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
私
(
わたくし
)
は
貴方
(
あなた
)
が
總
(
すべ
)
てを
綜合
(
そうがふ
)
する
傾向
(
けいかう
)
を
有
(
も
)
つてゐるのを、
面白
(
おもしろ
)
く
感
(
かん
)
じ
且
(
か
)
つ
敬服
(
けいふく
)
致
(
いた
)
したのです、
又
(
また
)
貴方
(
あなた
)
が
今
(
いま
)
述
(
の
)
べられた
私
(
わたくし
)
の
人物評
(
じんぶつひやう
)
は、
唯
(
たゞ
)
感心
(
かんしん
)
する
外
(
ほか
)
は
有
(
あ
)
りません。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
君
(
きみ
)
も
御存
(
ごぞん
)
じの
如
(
ごと
)
く、
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
の
總
(
すべ
)
ての
機關
(
きくわん
)
は、
秘密
(
ひみつ
)
なる十二
種
(
しゆ
)
の
化學藥液
(
くわがくやくえき
)
の
作用
(
さよう
)
で
活動
(
くわつどう
)
するのでせう、
其
(
その
)
活動
(
くわつどう
)
の
根源
(
もと
)
となる
可
(
べ
)
き
藥液
(
やくえき
)
は、
盡
(
ことごと
)
く十二の
樽
(
たる
)
に
密封
(
みつぷう
)
されて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
老若男女
(
ろうじやくだんじよ
)
、
總
(
すべ
)
て
力
(
ちから
)
のあらん
限
(
かぎ
)
り
災害防止
(
さいがいぼうし
)
に
力
(
つと
)
むべきである。
火災
(
かさい
)
の
防止
(
ぼうし
)
を
眞先
(
まつさき
)
にし、
人命救助
(
じんめいきゆうじよ
)
をそのつぎとすること。これ
即
(
すなは
)
ち
人命
(
じんめい
)
財産
(
ざいさん
)
の
損失
(
そんしつ
)
を
最小
(
さいしよう
)
にする
手段
(
しゆだん
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
昔
(
むかし
)
は
苗字
(
めうじ
)
は
武士階級
(
ぶしかいきふ
)
以上
(
いじやう
)
に
限
(
かぎ
)
られたが、
維新
(
いしん
)
以來
(
いらい
)
百
姓
(
しやう
)
町人
(
ちやうにん
)
總
(
すべ
)
て
苗字
(
めうじ
)
を
許
(
ゆる
)
されたので、
種々雜多
(
しゆ/″\ざつた
)
な
苗字
(
めうじ
)
が
出現
(
しゆつげん
)
し、
苗字
(
めうじ
)
を
氏
(
うぢ
)
とも
姓
(
せい
)
とも
呼
(
よ
)
ぶ
事
(
こと
)
になつて
今日
(
こんにち
)
にいたつたのである。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
稚兒
(
ちご
)
になつて出た町の小娘たちの中で、髮の
結
(
ゆ
)
ひ振り、顏の作りから、着物の
柄
(
がら
)
、身の𢌞はりの
拵
(
こしら
)
へまで、
總
(
すべ
)
てが
都風
(
みやこふう
)
で、
支度
(
したく
)
に大金をかけた町長の娘にも光を失はしたお光の
噂
(
うは
)
さは
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
創業
(
さうげふ
)
の
際
(
さい
)
ではあるし、
成
(
な
)
るたけ
金
(
かね
)
を
使
(
つか
)
はないで、
吉原
(
よしはら
)
に
居
(
ゐ
)
た
時
(
とき
)
なんぞと
異
(
ちが
)
つて、
總
(
すべ
)
てに
經濟
(
けいざい
)
にしてやらなくちや
可
(
い
)
かんと
云
(
い
)
ふので、それから
其
(
そ
)
の
女房
(
かみさん
)
に、
娘
(
むすめ
)
がついて、
其處等
(
そこいら
)
をその、ブラ/\と
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
總
(
すべ
)
て
肌着
(
はだぎ
)
は
日々
(
ひゞ
)
洗
(
あら
)
ひ、
夜着
(
よぎ
)
は六七
日
(
にち
)
毎
(
ごと
)
に
干
(
ほ
)
すべき
事
(
こと
)
。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
見渡
(
みわた
)
す
限
(
かぎ
)
り、
愛
(
あい
)
ちやんが
針鼠
(
はりねずみ
)
を
送
(
おく
)
らうと
思
(
おも
)
ふ
所
(
ところ
)
には
總
(
すべ
)
て
畦畝
(
うね
)
があつて、二
列
(
れつ
)
になつた
兵士
(
へいし
)
が
常
(
つね
)
に
起
(
お
)
きて、
毬投場
(
グラウンド
)
の
他
(
た
)
の
部分々々
(
ぶゝん/\
)
を
歩
(
ある
)
いてゐました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
未開社會
(
みかいしやくわい
)
に於いては
事情
(
じじやう
)
大に
異
(
こと
)
なり、食物の不要部は
總
(
すべ
)
て自家の物捨て塲、或は共同の物捨て塲に捨てらるるなり。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
天下
(
てんか
)
の
寶
(
たから
)
といふものは
總
(
すべ
)
てこれを
愛惜
(
あいせき
)
するものに
與
(
あた
)
へるのが
當然
(
たうぜん
)
じや、
此石
(
このいし
)
も
自
(
みづか
)
ら
能
(
よ
)
く其
主人
(
しゆじん
)
を
選
(
えら
)
んだので
拙者
(
せつしや
)
も
喜
(
よろこば
)
しく
思
(
おも
)
ふ、然し此石の出やうが
少
(
すこ
)
し
早
(
はや
)
すぎる
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
社會
(
しやくわい
)
が
犯罪人
(
はんざいにん
)
や、
精神病者
(
せいしんびやうしや
)
や、
總
(
すべ
)
て
自分等
(
じぶんら
)
に
都合
(
つがふ
)
の
惡
(
わる
)
い
人間
(
にんげん
)
に
對
(
たい
)
して、
自衞
(
じゑい
)
を
爲
(
な
)
すのには、
如何
(
どう
)
したつて
勝
(
か
)
つ
事
(
こと
)
は
出來
(
でき
)
ません。で、
貴方
(
あなた
)
の
爲
(
な
)
すべき
所
(
ところ
)
は一つです。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
すべて
海上
(
かいじやう
)
の
規則
(
きそく
)
として、
斯
(
かゝ
)
る
塲合
(
ばあひ
)
に
第
(
だい
)
一に
下
(
くだ
)
されたる
端艇
(
たんてい
)
は
一等船客
(
いつとうせんきやく
)
のため、
第
(
だい
)
二が
二等船客
(
にとうせんきやく
)
、
第
(
だい
)
三が
三等船客
(
さんとうせんきやく
)
、
總
(
すべ
)
ての
船客
(
せんきやく
)
の
免
(
のが
)
れ
去
(
さ
)
つた
後
(
あと
)
に、
猶殘
(
なほのこ
)
る
端艇
(
たんてい
)
があれば
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
普通
(
ふつう
)
の
住宅
(
じゆうたく
)
ならば
椅子
(
いす
)
、
衣類
(
いるい
)
で
充滿
(
じゆうまん
)
した
箪笥
(
たんす
)
、
火鉢
(
ひばち
)
、
碁盤
(
ごばん
)
、
將棊盤
(
しようぎばん
)
など、
總
(
すべ
)
て
堅牢
(
けんろう
)
な
家具
(
かぐ
)
ならば
身
(
み
)
を
寄
(
よ
)
せるに
適
(
てき
)
してゐる。これ
等
(
ら
)
の
適例
(
てきれい
)
は
大地震
(
だいぢしん
)
の
度毎
(
たびごと
)
にいくらも
見出
(
みいだ
)
される。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
若
(
も
)
しも、
建築
(
けんちく
)
の
根本義
(
こんぽんぎ
)
が
解決
(
かいけつ
)
されなければ、
眞正
(
しんせい
)
の
建築
(
けんちく
)
が
出來
(
でき
)
ないならば、
世間
(
せけん
)
の
殆
(
ほと
)
んど
總
(
すべ
)
ての
建築
(
けんちく
)
は
悉
(
こと/″\
)
く
眞正
(
しんせい
)
の
建築
(
けんちく
)
でないことになるが、
實際
(
じつさい
)
に
於
(
おい
)
ては
必
(
かならず
)
しも
爾
(
しか
)
く
苛酷
(
かこく
)
なるものではない。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
でまあ
恁
(
かう
)
云
(
い
)
ふ
體裁
(
ていさい
)
なんですがね。
女中
(
ぢよちう
)
には
總
(
すべ
)
て
怒鳴
(
どな
)
らせない
事
(
こと
)
にしてあるんださうだが、
帳場
(
ちやうば
)
へ
來
(
き
)
てお
誂
(
あつら
)
へを
通
(
とほ
)
すのに、「ほんごぶになま
二
(
に
)
イ」と
通
(
とほ
)
す。と
此
(
これ
)
を
知
(
し
)
る
者
(
もの
)
一人
(
ひとり
)
もなし。で、
誠
(
まこと
)
に
困
(
こま
)
つてる。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『
再
(
ふたゝ
)
び
陸
(
りく
)
に
返
(
かへ
)
る、それで——それが
第一
(
だいいち
)
の
歩調
(
ほてう
)
の
總
(
すべ
)
てゞある』と
海龜
(
うみがめ
)
は、
遽
(
には
)
かに
其
(
そ
)
の
聲
(
こゑ
)
を
落
(
おと
)
して
云
(
い
)
ひました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
無論
(
むろん
)
躊躇
(
ちうちよ
)
する
必要
(
ひつえう
)
はない、
我
(
わ
)
が
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
も、
今日
(
けふ
)
から十
日目
(
かめ
)
の
紀元節
(
きげんせつ
)
の
當日
(
たうじつ
)
には、
試運轉式
(
しうんてんしき
)
を
行
(
おこな
)
ひ、
其後
(
そのゝち
)
一週間
(
いつしゆうかん
)
以内
(
いない
)
には、
總
(
すべ
)
ての
凖備
(
じゆんび
)
を
終
(
をは
)
つて、
本島
(
ほんとう
)
を
出發
(
しゆつぱつ
)
する
豫定
(
よてい
)
だから
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
私
(
わたし
)
の
知
(
し
)
つてゐるのは、
神
(
かみ
)
が
人
(
ひと
)
を
熱血
(
ねつけつ
)
と、
神經
(
しんけい
)
とより
造
(
つく
)
つたと
云
(
い
)
ふ
事丈
(
ことだけ
)
です!
又
(
また
)
有機的組織
(
いうきてきそしき
)
は、
若
(
も
)
し
其
(
そ
)
れが
生活力
(
せいくわつりよく
)
を
有
(
も
)
つてゐるとすれば、
總
(
すべ
)
ての
刺戟
(
しげき
)
に
反應
(
はんおう
)
を
起
(
おこ
)
すべきものである。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
石器時代
(
せききじだい
)
の
器具
(
きぐ
)
とて
何者
(
なにもの
)
も
總
(
すべ
)
て石を
材料
(
ざいれう
)
とせしには非ず。獸類の
骨
(
ほね
)
にて
作
(
つく
)
りたる物、
魚類
(
ぎよるゐ
)
の
骨
(
ほね
)
にて作りたる
物等
(
ものら
)
も
正
(
まさ
)
しく石器時代の
遺跡
(
ゐせき
)
より
發見
(
はつけん
)
さるるなり。圖中石皿の右に在るは獸骨器の
尖端
(
せんたん
)
なり。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
總
部首:⽷
17画
“總”を含む語句
上總
下總
總領
上總屋
總菜
總身
上總國
總角
總髮
總毛立
總出
總代
總助
總計
總掛
總體
總數
總額
總有
小總
...