“手段”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てだて71.6%
しゆだん17.4%
しゅだん4.6%
3.7%
すべ0.9%
ほう0.9%
シュダン0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此凄まじい日に照付られて、一滴水も飲まなければ、咽喉のどえるをだま手段てだてなくあまつさえ死人しびとかざ腐付くさりついて此方こちらの体も壊出くずれだしそう。
コロボツクルはいづれの仕方にしたがつて火を得たるか。直接ちよくせつ手段しゆだんにては到底たうてい考ふ可からず。コロボツクルの遺物中ゐぶつちうには石製の錐有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
それだけかれは不屈不撓ふくつふとう気魄きはくをもっているのだが、ときとして負けるのがいやさにずいぶん卑劣ひれつ手段しゅだんを用うることがある。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
第一その絵巻物を隠している場所が判らないので、今度は手段を変えてT子を福岡へ連れ出しにかかった。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
さうとはらずチッバルトどのをおなげきゃるとのみ思召おぼしめされ、そのなげきのぞかうとてパリスどのへ無理強むりじひの婚禮沙汰こんれいざた其時そのときひめ庵室いほりへわせられ、この祝言しうげんのがるゝ手段すべをしへてくれい
「さあ、三つの手段ほうがある、首をくくってくたばるか、山へはいって遁がれるか、仲間っ外れを覚悟の上で、世の建て直しにとりかかるか。だが九分九厘は失敗ものだ、大概磔刑はりつけにされるだろう」
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
コーヒーンデ明日アスレヌイノチツメ、溜息タメイキホカ手段シュダンナキ、コレラ一万イチマン青年セイネンオモエ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)