“支度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
したく90.5%
じたく9.0%
こしらえ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私と次兄は顔を見あわせ、葬式へ出掛けてゆく支度したくをした。電車駅までの一里あまりの路を川に添って二人はすたすた歩いて行った。
廃墟から (新字新仮名) / 原民喜(著)
その日も土井は町へ牡蠣雑炊かきざふすゐを食べに行つた。京都へ来てから、思ひのほか日がたつてゐたので、彼はもうそろ/\帰り支度じたくをしてゐた。
(新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
そういわれてみると、博士はいつもとは違って白ワイシャツに白の半ズボンを穿いていた。恰度ちょうど、あのゆうべみた白服の男と同じ支度こしらえであったのだ。
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)