“方法”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうほう32.7%
はうはふ18.2%
てだて9.1%
しかた7.3%
やりかた7.3%
かた5.5%
ほう/\3.6%
ほうはふ3.6%
みち3.6%
メトオド1.8%
1.8%
はう/\1.8%
ジアンル1.8%
メトード1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もう一きたくにへゆこう。そして、宝石ほうせきさがしてこよう。」と、かれおもいました。それよりほかにいい方法ほうほうがなかったからであります。
宝石商 (新字新仮名) / 小川未明(著)
らば』とドードてう嚴格げんかくつて立上たちあがり、『この會議くわいぎ延期えんきされんことを動議どうぎします。けだし、もつとはや有効いうかう治療ちれう方法はうはふが——』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
我は汝の誰なるをも何の方法てだてによりてこゝに下れるをも知らず、されどその言をきくに汝は必ずフィレンツェの者ならん 一〇—一二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
それは亜米利加のお金持ち仲間で流行はやる男と女の遊び方で、お金持ちになればなる程、そんな遊びの方法しかたが乱暴なんですってさあ。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
と右の一伍一什ふしぶしをうろ覚えのままに話す、役人は、そんな由緒いわれのあるものと知ったら、何とか方法やりかたもあったものをと口惜しそうな顔をした。
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
……私は貴女に思う存分に恨みを晴らして頂くよりほかに父の……父の罪のつぐな方法かたを知らないのですから……。
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ものがあまりなかつたり、またまったくないふる時代じだいになりますと、どうしても遺物いぶつばかりで研究けんきゆうをするほか方法ほう/\はありません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
資金しきん相當さうたうたかのぼるときには、適當てきたう方法ほうはふかうじて其資金そのしきん手許てもとにぎるよりほかない。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
「左門は我らに生活の方法みちを立ててくれた菩薩じゃよ……こんなご時世、食えて行けさえしたらおんの字じゃからのう」
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それは明かに急角度の轉回であつて、その後數年若しくは十數年にして人形操の方法メトオドは略〻完成したと云つていいのである。それ以後は技術上の細部の發達に過ぎない。
殺したのも同じ方法だ。あのお孃さんと若黨が、御用空地で逢引して居る隙を狙つて、壁の穴で打ち合せて此方から出向き、年寄の相手が夢中になつて抱き付いて來るのを
未開人民に普通なるは、にぎこぶしつくり、人差し指第二關節の角の側面と拇指の腹面とのあひだの一端と弓弦とをはさ方法はう/\なり。コロボックルも恐くは此方をりしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
屡〻と彼等を魅するのは死の方法ジアンルそのものである。首をくくらうと思ふものは、決して川に身を投げない、溺死は彼をすこしも鼓舞しない。
色褪せた書簡箋に (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
その時分には、先生も私を熱心な研究生と認めて、大分厚意を示しておられたので、快よく血液型決定の方法メトードを教えて呉れて、それに必要な血清を分与されたのだった。
血液型殺人事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)