“維新”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしん87.5%
ゐしん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
〔評〕死を決するは、薩(さつ)の長ずる所なり。公義を説くは、土の俗(ぞく)なり。維新(いしん)の初め、一公卿あり、南洲の所に往いて復古(ふくこ)の事を説く。
丁度お前達の方のご維新(いしん)前ね、日詰(ひづめ)の近くに源五沼という沼があったんだ。そのすぐ隣(とな)りの草はらで、僕等は五人でサイクルホールをやった。
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
けれども千九百二十五年の衣魚(しみ)は舶来本の背などにも穴をあけてゐる。僕はこの衣魚の跡を眺めた時に進化論を思ひ、ラマルクを思ひ、日本文化の上に起つた維新(ゐしん)以後六十年の変遷を思つた。
変遷その他 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そこで彼は、勝見の家に對しても、また父子爵に對してもむほん人となツた。父子爵といふ人は、維新(ゐしん)のどさくさ紛(まぎ)れに、何か仕事(しごと)をして、實際の力以上に所謂(いはゆる)國家に功勞(こうらう)ある一人(にん)となつた人である。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)