“隣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
となり63.7%
とな33.0%
りん2.4%
あわれ0.5%
どなり0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この先生(せんせい)もどちらかといえば、あまり人(ひと)と交際(こうさい)をしない変人(へんじん)でありましたが、こんなことから、隣(となり)の男(おとこ)と話(はなし)をするようになりました。
あほう鳥の鳴く日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
大(おお)きな国(くに)と、それよりはすこし小(ちい)さな国(くに)とが隣(とな)り合(あ)っていました。当座(とうざ)、その二つの国(くに)の間(あいだ)には、なにごとも起(お)こらず平和(へいわ)でありました。
野ばら (新字新仮名) / 小川未明(著)
新羅三郎(しんらさぶろう)以来二十六世(せい)をへて、四隣(りん)に武威(ぶい)をかがやかした武田(たけだ)の領土(りょうど)は、いまや、織田(おだ)と徳川(とくがわ)の軍馬に蹂躪(じゅうりん)されて、焦土(しょうど)となってしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
誰一人生命(いのち)を惜(おし)まぬものはない、活きていたいというのが人間第一の目的じゃから、その生命(いのち)を打棄ててかかるものは、もう望(のぞみ)を絶ったもので、こりゃ、隣(あわれ)むべきものである。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
、默つて通す筈はない。その上、兩隣(どなり)が近いから、罠(わな)でも拵(こさ)へて、不意に天井へ引きあげる外に、ジタバタさせずに殺す工夫はない