“新羅三郎”の読み方と例文
読み方割合
しんらさぶろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新羅三郎しんらさぶろう以来二十六せいをへて、四りん武威ぶいをかがやかした武田たけだ領土りょうどは、いまや、織田おだ徳川とくがわの軍馬に蹂躪じゅうりんされて、焦土しょうどとなってしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
若葉会は更に東京毎日新聞社演劇会と変って、同じ年の十二月、明治座で第一回を開演することになったので、私は史劇「新羅三郎しんらさぶろう」二幕を書いた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かくて、さしも新羅三郎しんらさぶろう以来二十幾世という御旗みはた楯無たてなしの名家も、いつのまにか、二流国に下がってしまった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)