“四隣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あたり77.6%
しりん18.4%
まはり4.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四隣あたり、人定まった時に、過去のことと人とを思い出すことが彼にとっては、ひたひたと四方から鉄壁で押えつけられるように苦しい。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そして今や、白面はくめん二十六歳の青年にして、すでに上杉家随一の器量者きりょうものと、四隣しりんに存在を知られている。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四隣まはりが遠うござりますので御氣分の爲にも良からうかと存じまする、はい昨夜はよくおやすみに成ましたが今朝ほどは又少しその、一寸御樣子が變つたやうで、ま
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)