“適例”の読み方と例文
読み方割合
てきれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大正十一年たいしようじゆういちねん四月二十六日しがつにじゆうろくにち浦賀海峽地震うらがかいきようぢしんいためられたまるうちびるぢんぐ、大正十二年たいしようじゆうにねん關東大地震かんとうだいぢしんによつてこしられた東京會館とうきようかいかんなどがその適例てきれいであらう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
これは丁度その適例てきれいだった。堀尾君は今更拝趨はいすう面皮めんぴ無之候これなくそろと書いて恐惶頓首きょうこうとんしゅまことに申訳ない次第だった。
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
二ではうたいの「善知鳥うとう」など、三では「阿漕あこぎ」、「鵜飼うがひ」などその適例てきれいである。幽靈ゆうれいがいして全體ぜんたい性質せいしつ陰氣いんきで、すごいものである。相貌さうぼうなども人間にんげん大差たいさはない。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)