“面皮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めんぴ85.0%
めんかわ10.0%
つらのかわ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時到らば教壇に立つ人、面皮めんぴ厚きフィレンツェの女等の、乳房ちぶさと腰をあらはしつゝそとに出るをいましむべし 一〇〇—一〇二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
『これ、そこの職人、おまえの鑿は、ぞんざいで不可いかぬ。数寄屋普請すきやぶしんをしたことがないのか、面皮めんかわの柱に、そんな安普請のような雑な仕事をしてくれては困る』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三文にもならないような道徳面どうとくづらをして、女を見てもこれが女かといったような無頓着さを装っている柿江の野郎が、一も二もなく俺の策略にかかって、すっかり面皮つらのかわを剥がれてしまったと
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)