“塲合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばあひ50.0%
ばあい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
扨是等の石器は如何(いか)にして造(つく)られしやと云ふに、石斧石鏃の塲合(ばあひ)とは事變はりて、半成品(はんせいひん)も見當(みあ)たらず、細工屑も見當(みあ)たらざれば
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
吾等(われ/\)を此(この)危難(きなん)から救(すく)ひ出(いだ)す事(こと)は、大佐(たいさ)の智惠(ちゑ)でも迚(とて)も及(およ)ばぬのであらうと、私(わたくし)は深(ふか)く心(こゝろ)に决(けつ)したが、今(いま)の塲合(ばあひ)だから何(なに)も言(い)はない。
左舷(さげん)の當番(たうばん)水夫(すゐふ)は鬼(おに)か蛇(じや)か、知(し)つて知(し)らぬ顏(かほ)の其(その)心(こゝろ)は分(わか)らぬが、今(いま)は瞬間(しゆんかん)も躊躇(ちうちよ)すべき塲合(ばあい)でないと考(かんが)へたので、私(わたくし)は一散(いつさん)に走(はし)つて、船橋(せんけう)の下部(した)なる船長室(せんちやうしつ)の扉(ドーア)を叩(たゝ)いた。
此時(このとき)こんな塲合(ばあい)にはかなき女心(をんなごゝろ)の引入(ひきいれ)られて、一生(せう)消(き)えぬかなしき影(かげ)を胸(むね)にきざむ人(ひと)もあり、岩木(いわき)のやうなるお縫(ぬひ)なれば何(なに)と思(おも)ひしかは知(し)らねども、涙(なみだ)ほろ/\こぼれて一ト言(こと)もなし。
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)