“船橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ブリッジ58.8%
せんきょう17.6%
ふなばし8.8%
ブリツヂ5.9%
せんけう2.9%
ふなはし2.9%
ブリッヂ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天佑か、奇蹟きせきか、大きな麻袋は、大きくふくらみ、空へ飛翔せんとて暴れ廻る。その口を固く結んで、縄を船橋ブリッジの柱へ縛りつけた。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
そして船橋せんきょうへとびこんだ。そこには船長と運転士と操舵手そうだしゅの三人がいたが、誰も隆夫のたましいがそこにはいってきたことに気のつく者はいなかった。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
千歳村は以上三のあざの外、船橋ふなばし廻沢めぐりさわ八幡山はちまんやま烏山からすやま給田きゅうでんの五字を有ち、最後の二つは甲州街道にい、余は何れも街道の南北一里余の間にあり、粕谷が丁度中央で
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
コロムボに入港する晩僕は船長の許しを得て船橋ブリツヂに立つて居た。十マイルさきから見えたコロムボ市街の灯火は美しかつた。月が照りながら涼しい雨が降つて居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
船長せんちやう一等運轉手チーフメートうしなつて、船橋せんけうあがり、くだり、後甲板こうかんぱんせ、前甲板ぜんかんぱんおどくるふて、こゑかぎりに絶叫ぜつけうした。水夫すゐふ
横須賀にある海軍機関学校の校長船橋ふなはし中将が、大橋乙羽おとはがまだ存命当時、道連れになつて、一緒に米国を横切つた事があつた。
その晩、天候はやはり暑くて平穩でもあつたし、それに別にする事もなかつたので、彼等は他の者から離れて、船橋ブリッヂに集まつて、ブルターニュの思ひ出話に耽つた。