“紀元節”の読み方と例文
読み方割合
きげんせつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぐわつ十一にちまちまつつたる紀元節きげんせつ當日たうじつとはなつた。前夜ぜんやは、夜半やはんまで大騷おほさわぎをやつたが、なか/\今日けふ朝寢あさねどころではない。
二月九日にいっさいの準備をおわり、二月十一日、大日本帝国の紀元節きげんせつの日に出発することとなった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
ある日、——そうそう、あの日は紀元節きげんせつだっけ。何でも朝から雨の降り出した、寒さの厳しい午後だったが、千枝子は久しぶりに鎌倉かまくらへ、遊びに行って来ると云い出した。
妙な話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)