“随身門”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ずいじんもん55.6%
ずいしんもん22.2%
ずゐじんもん11.1%
ズヰジンモン11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
用もないのに小路こうじ々々の果までを飽きずに見歩いた後、やがて浅草あさくさ随身門ずいじんもんそとの裏長屋に呑気のんき独世帯ひとりじょたいを張っている笠亭仙果りゅうていせんかうちへとやって来た。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
七基は二の鳥居前より甲州街道の大路を西に渡り、一基は随身門ずいしんもんの前より左に別れ、本町宿の方から共に番場宿の角札辻かどふだつじの御旅所にと向うのであった。
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
仏師春日の造る狛犬は随身門ずゐじんもんの後にあり。古色朴実にして猛勢怖るべきがごとし。左方の狛犬玉眼一隻破たり。本社の内にも狛犬あれども新造のものにして観るに足らず。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
村若衆の白丁姿 雨にぬれ、随身門ズヰジンモンを 今しねり出づ
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)