“風土記”の読み方と例文
読み方割合
ふどき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飯倉の西にあたる麻布勝手ヶ原は、太田道灌が江戸から兵を出すとき、いつもここで武者揃えをしたよし、風土記ふどきに見えている。
ひどい煙 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
いはゆる風土記ふどきであつて、その内、出雲風土記(完本)、播磨風土記、常陸風土記などが残つてゐる。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
余二十年前丸山氏の家に遊笻いうきようをとゞめし時、祖父が宝暦の頃の著述ちよじゆつ也とて、越後名寄なよせといふしよを見せられしに、三百巻自筆じひつ写本しやほん也。名寄とはあれど越後の風土記ふどきなり。