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A
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エー
ふりがな文庫
“
A
(
エー
)” の例文
こんなことを
考
(
かんが
)
えているうちに、それが、
普通
(
ふつう
)
の
人間
(
にんげん
)
としては、ばかに
大
(
おお
)
きいということに
気
(
き
)
がついた。このとき、
A
(
エー
)
の
胸
(
むね
)
はどきどきしました。
死と話した人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
一次方程式、二次方程式、簡単なのは
如何
(
どう
)
にかなっても、少し複雑のになると、
A
(
エー
)
と
B
(
ビー
)
とが
紛糾
(
こぐら
)
かって、
何時迄
(
いつまで
)
経
(
た
)
っても
X
(
エッキス
)
に
膠着
(
こびりつ
)
いていて離れない。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
彼は思いめぐらしてみたが、適当の場所を想い出せない。そこで
A
(
エー
)
と仮定した。
幸福な家庭
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
「どうか、
A
(
エー
)
ちゃんのくるまで、みんみんぜみが、
逃
(
に
)
げてくれなければいいが……。」と、
B坊
(
ビーぼう
)
は、
心配
(
しんぱい
)
していました。
町の真理
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「そうでしょう。
昔
(
むかし
)
のものでなければ、あんないいものはありません。」と、
A
(
エー
)
くんのおばあさんは、
感心
(
かんしん
)
されました。
お母さんのかんざし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
「
死
(
し
)
だ!
死
(
し
)
だ!」
A
(
エー
)
は、
口
(
くち
)
のうちでささやきながら、
急
(
いそ
)
いで、きた
道
(
みち
)
をもどると、
中途
(
ちゅうと
)
から、
人家
(
じんか
)
の
見
(
み
)
える
村
(
むら
)
をさして、
駆
(
か
)
け
出
(
だ
)
したのであります。
死と話した人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
少年
(
しょうねん
)
も
後
(
あと
)
についていったのであります。あるとき、
途中
(
とちゅう
)
で、
学校
(
がっこう
)
友
(
とも
)
だちの
A
(
エー
)
くんのおばあさんに、
出
(
で
)
あいました。
お母さんのかんざし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
A
(
エー
)
の
心臓
(
しんぞう
)
は、
氷
(
こおり
)
の
手
(
て
)
で、ぐっと
握
(
にぎ
)
られたように、ぞっとして、ものがいえなく、ふるえていました。
死と話した人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
A
(
エー
)
くんの
家
(
うち
)
で
遊
(
あそ
)
んで、
少年
(
しょうねん
)
は、
帰
(
かえ
)
り
道
(
みち
)
に
A
(
エー
)
くんのおばあさんのいわれたことを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
して
お母さんのかんざし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)