黒胡麻くろごま)” の例文
御車みくるままへふんをするといかんといふので、黒胡麻くろごまを食べさせてふんの出ないやうにするといふ、牛も骨の折れる事でございます。
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
黒胡麻くろごま 六・六五 一九・六五 四四・一五 一九・四三 — 一〇・一二
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
朝出でてゆき遥けかりあま小舟黒胡麻くろごまのごとく真昼散らばり
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
毎日々々けない黒胡麻くろごまべて糞詰ふんづまりになるから牛が加減かげんが悪くなつて、御所内ごしよない主殿寮とのものれう牛小屋うしごやがありまして、なかりますと、牛の仲間が見舞みまひまゐりました
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
黒胡麻くろごまのやうにチラ/\、チラ/\
畑の祭 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ヘエ……そんなにめておんなさるな、畜生ちくしやううへくらゐなどもらひましたから、果報焼くわはうやけで、此様こん塩梅あんばい身体からだが悪くなつて、牛のくらゐだふれとは此事このことで、毎日々々黒胡麻くろごまばかりはせられて
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)