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めいせつ
ふりがな文庫
“
鳴雪
(
めいせつ
)” の例文
或
(
ある
)
人(
鳴雪
(
めいせつ
)
氏)曰く、和歌が古来より人を感動せしめたる例
少
(
すくな
)
しとの説は誤れり。和歌が人を感動せしめたる例枚挙に
遑
(
いとま
)
あらず。
人々に答ふ
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
内藤
鳴雪
(
めいせつ
)
、大町
桂月
(
けいげつ
)
、森鴎外、泉鏡花、田山花袋、児玉花外、
巌谷小波
(
いわやさざなみ
)
、江見水蔭……みんな、会っておいて、よかったと思う人ばかりだ。
胡堂百話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
明治二十八年八月 下戸塚、
古白旧廬
(
こはくきゅうろ
)
に移る。一日、
鳴雪
(
めいせつ
)
、五城、
碧梧桐
(
へきごとう
)
、森々招集、運座を開く。
五百句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
其中
(
そのなか
)
にバルザツクの旧宅を保管して居ると云ふ老人は内藤
鳴雪
(
めいせつ
)
翁そつくりの顔をして居た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
前面の
虚子
(
きょし
)
氏はもつと勿体ぶつて居るかと思ひしに一向無造作なる風采なり。
鳴雪
(
めいせつ
)
翁は大老人にあらずして還暦には今一ト昔もありさうに思はる。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
▼ もっと見る
この分にてはやがて
鳴雪
(
めいせつ
)
老人の跡釜を引き受くることならんと少々寒心の体に有之候。
漱石氏と私
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
羯翁
(
かつおう
)
の催しにて我枕辺に集まる人々、
正客
(
しょうきゃく
)
不折を初として
鳴雪
(
めいせつ
)
、
湖村
(
こそん
)
、
虚子
(
きょし
)
、
豹軒
(
ひょうけん
)
、及び滝氏ら、蔵六も折から
来合
(
きあわ
)
されたり。草庵ために光を生ず。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
自分の作句が活字となって現われたのは実にこの『俳諧』を以て初めとする。そうして我らの句と共に並べられた名前に
鳴雪
(
めいせつ
)
、
非風
(
ひふう
)
、
飄亭
(
ひょうてい
)
、
古白
(
こはく
)
、
明庵
(
めいあん
)
、
五洲
(
ごしゅう
)
、
可全
(
かぜん
)
らの名前があった。
子規居士と余
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
鳴雪
(
めいせつ
)
翁曰く、二句めの「や」はとかくたるむものなれど、
下
(
しも
)
の五文字名詞のみならずして動詞、形容詞などを交へたらんには多少の調和を得べし。例へば
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
鉢に咲く梅一尺の
老木
(
おいき
)
かな
鳴雪
(
めいせつ
)
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
このほか
鳴雪
(
めいせつ
)
、
四方太
(
しほうだ
)
、
紅緑
(
こうろく
)
、等諸氏の句については近来見る処が少ないのでわざと評を省いて置く。〔『ホトトギス』第五巻第八号 明治35・5・20 二〕
病牀苦語
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
獺祭忌
(
だっさいき
)
鳴雪
(
めいせつ
)
以下も祭りけり
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
○近刊の『ホトトギス』第五巻第九号の募集俳句を見るに、
鳴雪
(
めいせつ
)
、
碧梧桐
(
へきごとう
)
、
虚子
(
きょし
)
共に選びしうちに
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
余らの俳句を学ぶや類題集中蕪村の句の散在せるを見てややその非凡なるを認めこれを尊敬すること深し。ある時小集の席上にて
鳴雪
(
めいせつ
)
氏いう、蕪村集を得来たりし者には賞を与えんと。
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
ある時小集の席上にて
鳴雪
(
めいせつ
)
氏いふ、蕪村集を得来りし者には賞を与へんと。
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
鳴雪
(
めいせつ
)
翁より贈られたるは
柴又
(
しばまた
)
の
帝釈天
(
たいしゃくてん
)
の掛図である。この図は
日蓮
(
にちれん
)
が病中に枕元に現はれたといふ帝釈天の姿をそのまま写したもので、特に病気
平癒
(
へいゆ
)
には縁故があるといふて贈られたのである。
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
鳴雪
(
めいせつ
)
翁
曰
(
いわ
)
く彼をして勝手に
驕
(
おご
)
らしめよ、彼はこの場合におけるより外に人に向つて驕るべき場合を持たざるなり、この心を以て我は帽を脱いで丁寧に
辞誼
(
じぎ
)
すれば
則
(
すなわ
)
ち可なり、と。けだし有道者の言。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
来客は
鳴雪
(
めいせつ
)
、
虚子
(
きょし
)
、
碧梧桐
(
へきごとう
)
、
紅緑
(
こうろく
)
諸氏。
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
鳴
常用漢字
小2
部首:⿃
14画
雪
常用漢字
小2
部首:⾬
11画
“鳴雪”で始まる語句
鳴雪翁
鳴雪忌