さわが)” の例文
新字:
さわがしたるに依て此方へ召捕めしとり置たり但し吟味致すべきなれども亂心にまぎれなき故今日引渡し遣す尤も由緒ゆゐしよも是有家來ならば隨分ずゐぶんねんを入て療治れうぢ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
引連ひきつれいではしたれどさわがしき所は素より好まねば王子わうじあたりへ立越てかへで若葉わかば若緑わかみどりながめんにも又上野より日暮ひぐらし里などへ掛る時はかれ醉人の多くして風雅ふうがを妨げ面白おもしろからねば音羽通を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
指してかへり來りしに何やら路次ろじの中さわがしければ早々來り見るに油屋番頭久兵衞と我が女房にようばうが何か爭ひ居たるゆゑ文右衞門は兩人に向ひて何事のあらそひわけは知ね共互に大音だいおんあげ近所きんじよへ對し外聞ぐわいぶんわるし靜にわけ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)