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飽滿
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はうまん
ふりがな文庫
“
飽滿
(
はうまん
)” の例文
新字:
飽満
よく
聞
(
き
)
き
糺
(
たゞ
)
して
見
(
み
)
ると、しかく
平氣
(
へいき
)
な
男
(
をとこ
)
も、
時々
(
とき/″\
)
は
歡樂
(
くわんらく
)
の
飽滿
(
はうまん
)
に
疲勞
(
ひらう
)
して、
書齋
(
しよさい
)
のなかで
精神
(
せいしん
)
を
休
(
やす
)
める
必要
(
ひつえう
)
が
起
(
おこ
)
るのださうであつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼等
(
かれら
)
は
此
(
この
)
抱合
(
はうがふ
)
の
中
(
うち
)
に、
尋常
(
じんじやう
)
の
夫婦
(
ふうふ
)
に
見出
(
みいだ
)
し
難
(
がた
)
い
親和
(
しんわ
)
と
飽滿
(
はうまん
)
と、それに
伴
(
とも
)
なう
倦怠
(
けんたい
)
とを
兼
(
か
)
ね
具
(
そな
)
へてゐた。さうして
其
(
その
)
倦怠
(
けんたい
)
の
慵
(
ものう
)
い
氣分
(
きぶん
)
に
支配
(
しはい
)
されながら、
自己
(
じこ
)
を
幸福
(
かうふく
)
と
評價
(
ひやうか
)
する
事
(
こと
)
丈
(
だけ
)
は
忘
(
わす
)
れなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
飽
常用漢字
中学
部首:⾷
13画
滿
部首:⽔
14画
“飽”で始まる語句
飽
飽気
飽迄
飽々
飽満
飽足
飽食
飽海
飽浦
飽和