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飛廻
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とびまわ
ふりがな文庫
“
飛廻
(
とびまわ
)” の例文
だのに、餌を見せながら鳴き叫ばせつつ身を
退
(
ひ
)
いて
飛廻
(
とびまわ
)
るのは、あまり利口でない人間にも的確に解せられた。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
夫
(
そ
)
れから
彼方
(
あちら
)
の貴女紳士が
打寄
(
うちよ
)
りダンシングとか
云
(
いっ
)
て踊りをして見せると
云
(
い
)
うのは毎度の事で、
扨
(
さて
)
行
(
いっ
)
て見た処が少しも
分
(
わか
)
らず、妙な風をして
男女
(
なんにょ
)
が座敷中を
飛廻
(
とびまわ
)
るその様子は
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
論文などそっち
退
(
の
)
けで、朝から家を外に
飛廻
(
とびまわ
)
っているという有様だった。
天狗岩の殺人魔
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
と話しは四方八方へ
飛廻
(
とびまわ
)
るに小山の妻君も
烟
(
けむ
)
に巻かれたり。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
海鳥
(
かいてう
)
の
一簇
(
ひとむれ
)
が
物珍
(
ものめづ
)
らし
相
(
さう
)
に
其
(
その
)
周圍
(
めぐり
)
を
飛廻
(
とびまわ
)
つて
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
四面八角縦横無尽に
飛廻
(
とびまわ
)
るほどに
鬼桃太郎
(新字新仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
小児等
(
こどもら
)
の糸を引いて
駈
(
かけ
)
るがまゝに、ふら/\と舞台を
飛廻
(
とびまわ
)
り、やがて、
樹根
(
きのね
)
に
摚
(
どう
)
と成りて、切なき
呼吸
(
いき
)
つく。
紅玉
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
飛
常用漢字
小4
部首:⾶
9画
廻
漢検準1級
部首:⼵
9画
“飛”で始まる語句
飛
飛沫
飛騨
飛鳥
飛出
飛白
飛込
飛退
飛翔
飛行