風變ふうがは)” の例文
新字:風変
私は微笑ほゝゑんだ。私はロチスター氏こそ風變ふうがはりだと、心で思つた——彼は私が命令を奉じて年三十ポンドもらつてゐることを忘れてしまつてゐるらしかつた。
ドクトル、アンドレイ、エヒミチ、ラアギンは風變ふうがはりな人間にんげんで、青年せいねんころにははなはだ敬虔けいけんで、宗教上しゆうけうじやうてやうと、千八百六十三ねん中學ちゆうがく卒業そつげふするとぐ、神學大學しんがくだいがくらうとけつした。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
その巨石記念物きよせききねんぶつといふものゝうち風變ふうがはりのものは、やはり地中海ちちゆうかいのサルジニヤとうにあるねるげといふもので、これはいしまるくつみ根元ねもとふとく、さきほどすこしづつほそくなつてゐるとうのようなもので
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
「あなたが風變ふうがはりなおど/\した内氣な子だからよ、もう少し大膽にならなくちや。」
「どんな風に、風變ふうがはりでゐらつしやいますの?」